頸椎後縦靭帯骨化症手術日

2013年7月23日(火) 入院5日目・手術目
朝早くから家族が来てくれた。
8時30分ストレッチャーに乗って部屋を出ました。
病室での点滴はありませんでした。
朝一番の手術は、テレビで良く見るように点滴はしないそうです。
エレベータで8階から2階へ降りるだけなのでわずかな時間のはずが長く感じました。
手術室の階で家族とはお別れです。
手術室の前まで来ると先生やナースでいっぱいで恐怖心がさらに増しました。
手術室に入ると、顕微鏡が隣の部屋に見えました。
多分あの顕微鏡を使って骨を削るんだろうなぁとか考えていました。
知らない人ばかりの中で、横田先生の顔が見え、藤井先生と話せてホット出来ました。
こんな時に名前を知っている先生の顔が見えるのは嬉しい事です。

ストレッチャーから手術台に移動しました。
手術台に移動すると、一番楽な姿勢をとるようにと言う事で、枕の高さを変えたり、膝の下に枕を入れてもらって楽な姿勢に合わせてもらいました。
位置が決まったら4人のナースが周りに付き一斉に「心電図つけます」とか言って作業が始まりました。
そのうちマスクをされ、ゆっくり呼吸して下さいと言われ3回呼吸したと記憶していますが後は何もわかりません。

目覚めた時に藤井先生から「手を動かしてみてください」と言われ手を動かしました。
「足を動かしてみてください」と言われ足を動かしました。

両手両足が動く。この瞬間、 手術が成功したと確信しました。
この時の場所は覚えていません。
次に気がついた時には周りに家族がいて右手で嫁さんの手も握れました。
ここで再び手足が動く事を確認しテレビで見るような機械がベッドから見えたのでICUにいる事も確認できました。

大変なのはこれからでした。
喉が痛い。唾を飲み込むのも辛い。苦しい。寝てもすぐに目が覚める。
CPAPを装着してもらってもCPAPからの空気でむせる。
嘆が出て、空気が入っていかない。
CPAPを付けても呼吸が出来ない。
大騒ぎの夜になりました。
寝かせて欲しいと言うと看護師の一人に「寝てもらわないとこっちも困るから先生と相談しています」と言われました。
ICUでしか使えない薬を使ってもらえたみたいです。
苦しい、痛いと騒いでいるうちに寝てしまいました。
ICUに入れてもらえた事をありがたく思いました。